Lamp in S.B.S.
ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。
[254] [253] [252] [251] [250] [249] [248] [247] [246] [245] [244]
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
密室真実、突発久々4回目
いえい。
適当掌編小説シリーズ密室真実。
突然思いついたから書くよ。
前回のあとがきを今回に書く、という形式になってるね。
その形式でこれからも行こうかと。
黒白は、なんとなくリディリを思いついたんだけど、使いどころがないから。
裏世界とか面倒だったし、どうしてもレミさんとこのアンダーかじゃんぷ読みきりにあったクライムブレイカー、その他諸々に似ちゃってうまくかけそうになくて。
あ、クライムブレイカーっつうのがすごく好きでした。絵とか。
というわけで、やべえ、あれ、4回目の内容忘れた。
よし、思い出した。
なりばんにスレたてたらおもしろそうだな、ってなんとなく思ったんだ。笑
タイトルは?
少女達の楽園
適当掌編小説シリーズ密室真実。
突然思いついたから書くよ。
前回のあとがきを今回に書く、という形式になってるね。
その形式でこれからも行こうかと。
黒白は、なんとなくリディリを思いついたんだけど、使いどころがないから。
裏世界とか面倒だったし、どうしてもレミさんとこのアンダーかじゃんぷ読みきりにあったクライムブレイカー、その他諸々に似ちゃってうまくかけそうになくて。
あ、クライムブレイカーっつうのがすごく好きでした。絵とか。
というわけで、やべえ、あれ、4回目の内容忘れた。
よし、思い出した。
なりばんにスレたてたらおもしろそうだな、ってなんとなく思ったんだ。笑
タイトルは?
少女達の楽園
綺麗な学園だった。
まぶしいほどの白に輝く校舎は、一見しただけでは学園には見えず、大きな屋敷にしか見えない。
臙脂色の屋根のせいだろうか。
窓のたくさん並ぶその校舎は5階建て。
麗条学園というこの高等学校は、今の時代珍しくまだ共学ではない。
古くからあるその校舎の正面の時計は17時45分程を示していた。
体育館の屋根上。
1人の人間が眠っていた。
細い体躯に、長い手足。
両腕を頭の上で組み足を交差させ、顔の上に教科書がのっている。
何故こんなところに人が、と思わないでもないが、構造上ありえないことではない。
本校舎は少し丘上にあり、対する体育館は丘下。
渡り廊下等をうまく使えば容易に体育館の屋根の上に上がれるのである。
そしてまた1人、仏頂面の青年が屋根の上に上がってきた。
眉間にしわを寄せた眼鏡の彼は怒ったように眠る彼に歩み寄り、顔の上に乗っていた教科書を取り上げる。
まぶしい金髪、耳にはピアスがたくさん連なっている。
う、とうめいた彼はうっすらと目を開け、まぶしい、とゆっくり呟いて片腕を目の上に置いた。
「ハルミ、そろそろ起きたらどうなんですか? 下校時刻です」
腕のしたから、ハルミはそっと眼鏡の彼に視線を向けた。
「誰? ナツキか。んー、おはよ……」
ナツキは小さくため息をついた。
ほら、おきてください。そう言おうと思ったところで眉根に深くしわを寄せた。
ハルミの口元から寝息が漏れていた。
ぎっと歯をかみ締めたナツキは足を振り上げ、勢いをつけて。
力いっぱいハルミの腹にたたきつけた。
「いい加減起きろと言っているっ!」
ハルミはゆっくりした動きで両手を腹に置いた。
同じようにゆっくりした動きで体を起こす。
反動もつけずに起き上がるとはなかなか腹筋が鍛えられているようだ。
ふい、と一息ついたハルミはすーっと息を吸い込んだ。
「ちょ、おま、マジ、マジいてぇっ! た、たた、ちょ、ほんと、いた、いたい……」
腹を押さえながら体を丸め、ダンゴ虫のように転がった。
その側頭部に向けて、先ほどまでハルミの顔の上に乗せていた教科書が飛ぶ。
ギリギリのところでハルミはそれを片手で受けた。
「こんの、鬼畜っ!」
「おはよう、おねぼうさん?」
睨むハルミと、微笑むナツキ。
「こらー、ゲーセン行くぞーっ!」
そこへ叫び声が届く。
2人はそちら、体育館正面に目を向ける。
下のほうに4人の青年がおり、皆こちらを見上げていた。
ユカリ、トキノ、ジュン、アキだ。
「今行くっ」
ハルミが身を乗り出しながら彼らに手を振った。
4人は思い思いに手を振り替えしている。
にこりと笑ったハルミの背に、ナツキの足が当たった。
「落ちれば早いけど、どうします?」
「いやです、すごく嫌です。ゲーセンに行けなくなります」
下の四人が、あらあら、と肩をすくめた。
PR
この記事にコメントする
← そいえば HOME 引越ししますバトンと強制バトン →