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Lamp in S.B.S.

ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。

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「クロック城」殺人事件

カテゴリ、小説の感想


「クロック城」殺人事件 北山猛邦  図書館

タイトルで適当に選びつつ、メフィスト賞受賞作のようなので借りました。
兄にどんなのかを説明した時の言葉。
「なんかこう、西尾維新(著作・戯言シリーズ他)と「すべてがFになる」(著・森博嗣)を合わせて近未来にした感じ?」
でした。
メフィストだし、名前と微妙な意味不明感が西尾維新のよう。
「すべてがFになる」はなんというか、うん、微妙にネタバレだから秘密にしておこう。笑

ゲシュタルトの欠片が、うん、いまいち後になって特に何もなかったな、と。
まあ一応ごにょごにょではあったけども。
簡単な理論みたいなのが出てきたのはよかったね。
でもなんというか、SEEMと十一委員会が微妙だったな、ってのと、瑠華がそこまで大切か?というか、あまり重要な動きをしていないなあ、という。
これもやっぱりシリーズ物になる(もしくはなっている)のかしら。
もしそうなら、うん、まあ合格かも?

トリックに関しては、おお、といった感じ。
特に新しいわけではないけれど、なあんだ、というわけでもない。
犯人に関しては、まああれだけど、とりあえず鈴の出番が少なかったのが気になる。
あの子はもう少し出しても……。
うん、個々をもう少し出してよかったのではないかと思われる。

続編あるんか?
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猫島ハウスの騒動 若竹七海

カテゴリ。小説の感想。


猫島ハウスの騒動 若竹七海  図書館

若竹さんが好きなので借りちゃいました。
見ると去年の7月にでてるけど、図書館でははじめてみました。
タイミングが悪かったのかな?
でも実際のところ、若竹さんの作品は「悪いうさぎ」以外は特に気に入ってはいない。
最初にあれを読んだからなんかずるずるとはまっていく気がする。笑

他の作品と微妙に絡んでいますね。
どこかの書評を読む限りだと、駒持さんも他作品に出てるみたいですし。
わたしが気がついたのは、とりあえず葉崎市、アゼリア(でしたよね?)と亜矢と麻矢(アパートかなんかの殺人の時の小さい子達ですよね)と、あともうひとつあったかな。

全体的に言えば、猫々しててのんびりしてた。
よかった、うん、よかったよ。
でもやっぱり色々と話がごちゃごちゃしすぎた感があるかな。
犯人とかお金とかよくわかんなかったときもあった……。

あと、虎鉄と響子の修学旅行の件って一体何?
既刊の中でそういう話があるのか、それとも次の作品で出るのか。
気になって仕方がない。
途中で明かされると思ってたから特に、ね。

七瀬、虎鉄、響子、アカネあたりは好きだった、うん。
コージーだなあ、ととりあえず思った。うん。

修学旅行に一体何があったんですか!

魔法探偵 南條竹則

カテゴリ・小説の感想


魔法探偵 南條竹則  図書館

総合評価をするならば、終わり方以外微妙。
終わり方はなんかこう飽きてたところに不意打ちで、ぐさ、ときてしまった。
最後だけはもはや感動です。ああ……っ!

この人の名前は日本ファンタジーノベル大賞の過去受賞作品の中にあったからね。
ってのはまあ実は後付けだけど。笑
本当はタイトルで適当に図書館から借りてきました。

語尾が「ネ」とか一人称が「吾輩」であるとかがあまり好きではない。
さらに言えば、なんかこう、不思議なものの存在の仕方が、なんというか。
普通すぎる感じにもなんかこう、もうちょっと違うやり方あったんじゃないの?
と、わたしの好み的には思う。
特になんというか、ハクビシンさん(果子狸/多分これだと思う。調べたらハクビシンだった)が化かし化かされのところと泥鰌地獄(どじょうじごく、と読む。「どろなまずじごく」と読んでいた。笑)を探す辺りが微妙……?

うん、これのいいところって言ったらやっぱりラストだよ。
ラストを読むためにこれを我慢して読む(無礼ですみません)のもありですよ。
そのくらいラストがよかったです。

ラストがっ!

肩ごしの恋人 唯川恵

カテゴリ:小説の感想



肩越しの恋人 唯川恵  図書館

また一日(というか一回?)で読みきってしまった!
途中でやめて寝る予定だったのに!

そんな肩越しの恋人。
高校生の崇とゲイが絡んできた辺りが楽しかったな。

しいていうならば、なんというか、うん。
るり子が楽しくない。
不快とかそういうのじゃなくて、「ああ、こういうキャラね」ってわかっちゃうあたりが嫌。
なんだろう。既にあるキャラ、というか。
王道に似たそれだけれども、キャラクターだからあまり楽しくない、というか。
ちなみに萌も同じといえば同じ。
キャラは、うん。女2人はあまりよくなかったなあ、と思う。
柿崎さんの海老嫌いはなかなかよかったと思うんだ。
で、信之はもうやっぱりこれも王道的キャラなのであまり楽しくなくて。
エリも同じだったな。
崇とリョウ、文ちゃんはよかったけど。笑

リョウにほれた辺りのるり子はなかなかよかったな、って思う。
なんというか、うん、よかった。(読書感想文苦手だっ!
あまりにさりげなさ過ぎるというか、しかも男前なリョウだったしねえ。

おもしろかったです。うん。
なんというかあれだよね、唯川恵って恩田陸と通じる部分がある気がする。
なんか、女性の書き方が似てる?
それをメインに唯川さんは書いていて、恩田さんはそれを土台にしている、とか。

ついでにでも、やっぱりあれだ。
「性行為はやっぱり嫌だ」
と、思った。

最後に。
読み終わって奥付が目に入り、振り仮名「ゆいかわ けい」を見て思ったこと。
「ああ、わたしそういえば『めぐみ』って覚えちゃってるんだった」
なんか微妙にずれている気がする。
普通は、「ああ、そういえば『けい』なんだった」とかでしょう?
何故か「『けい』って覚えなおさなければならないのだった」とか思ったよ。

でもやっぱり萌好き!(憧れに似たその気持ち。笑

唯川さん作品また読みたいなっ! けい。けいけいけい。

アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス

カテゴリ・小説の感想


アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス  図書館

もう返却してしまったので、残念ながら訳者は忘れました、すみません。

なんかもうむしろ、真ん中の方が読みにくくて最初の方が読みやすかったです。
最初の最初は面食らったけれども、読んでいけばそれほど難しくもなかったし。
ただひとつ言えるのは「しじつ」が何か、しばらくわかりませんでした……。
なんかこう、特別な治療だと思ってました。
段々と言葉がよくなって手術、って出てから驚き。
しじつ……。期日、みたいな感じでさ……。まさか手術を示しているだなんて!
ちなみにこういう奴を読むと、英語(原本)はどうなっているのか気になる。
多分微妙につづりが間違っていたりするんだろうな。
最初にこういうのを気にしだしたのは、ハリポタ1の、みぞの鏡のところ。

全体的に言うとしたら、悲しい話だよねえ。
しかしまあ、天才になった後、直後くらいがなんだかたるんでるかな、って思う。
その辺りはあまり読む気なかったもの。
最初から天才になるまでの過程と、発表の時あるじゃーのんと一緒に逃げ出した後くらいからが好き。
てか、でも、うん。悲しい話だよね。
なんかもう読んでるこっちが、どうしよう……、と思っちゃう感じ。

恋愛部、とくにアリスさんが絡んだところはあんまり好きじゃなかったな。
フェイだっけ? の恋愛部はまあまあだけれども。
あるじゃーのんがよかったと思う。
でも、この終わりで「アルジャーノンに花束を」か、とも思っちゃう。
タイトルが似てるせいで「名探偵に薔薇を」がかぶるせいではあると思うけれど。
「名探偵に薔薇を・城平京」はわたしのおすすめです。
ってここに書くなよ、って話ですが。

悲しくなるお話でした。なんというか、苦笑、とでもいうか。


最後に一言感想を述べてから、書きにくい! とかの一行まとめを書いてる形式になってるなあ。
というわけで、外国物は久しぶりに読みました。ミステリ読みたい。笑

深紅 野沢尚

カテゴリ:小説の感想


深紅 野沢尚  図書館

なぜこれで「ひさし」と読むのかがいまいちわからない。
いや、友人にもいるんですけどね? どうしても「なお」と読んでしまう。
じゃなくて。

とある人がとある人に「殺人犯と被害者の娘の話」と言っていたので。
なんだかとてもおもしろそうな話だなあ、と読み進めて。

小学生の時の心情はとても面白かったです。
がきんちょはやっぱりいいです。
不安定な中高生もいいけれど、なんだか純粋な小学生もいい。
不安で冷静な奏子ちゃんの雰囲気が、王道っぽくていい。うん。
タクシーのシーンもなかなかよさげだったかも。

なんかもう、殺人犯側をあまりかわいそうに書かなくてもよかったんじゃないかな、とか。
どうせなら殺人犯は殺人犯、と線引きしてもよかったな、という感想。
あと、娘達が出会うところはもうちょっと緊迫感出して欲しかったな。
まあもちろん、わたしは出せといわれても出せないのだろうけれど……orz

拓巳のキャラはよかったと思う。
でも案外未歩ちゃんのキャラクターが微妙……?
と思わないでもない。うーん。

全体としては、最後、夫を殺そうと言い出した辺りから好きじゃなかったな。
というか、もうちょっと2人が若い設定でよかったんじゃないかな、とか。
やっぱり高校生がいいよ!笑
殺人犯の娘はまあ微不良でお母さんのためとかにバーでバイトしてて。
バーテンダーのくだりはそのまま、対する奏子ちゃんはむちゃくちゃ優等生、とか。

でも、ラストのキスシーンは合格!みたいなね。


感想、やっぱり苦手です……。

センセイの鞄 川上弘美

カテゴリ・小説の感想


センセイの鞄 川上弘美  図書館

全体的に言えば、結構よさげ。
でも部分的にはあんまり好きじゃなかったかな。

特に、ベニテングダケのあたりと海へ行っちゃったあたり。あ、干潟だった。(確認しました
こういうお話だったら、そういう、なんていうのかな。空想というか幻想というか。
ああいうのは混ぜない方が良いとわたしは思うんだよね。

でも、なんというのかな。
ツキコさんの子供らしさ。
っていうのがとてもとてもとても好き。
なんだかのほほんとしつつ、なんでやねん! みたいな。
わたしは読了後数日くらい、ツキコさんの影響を受けたのか、微妙に子供っぽかったです。
えーん、となんだか泣いてみたり、口調を色々と。
なんだかとってもわたしにあってました。
わたし、こんなんなのかもしれない。笑

恋愛部分もなんかこう、さっぱりしてて? のんびり、ほんわか、違うな。ほんわかはちがう。
なんかこう、牛乳でおいしくホットなココアを飲んだ後の気分のような。
センセイが答えてくれない、えーんえーん。ってあたりが一番好き。
好きじゃないその前も好きだけど。

でも1つだけ気になる。
以下引用。
(前略)
大町さんはクールなのね、と友人に言われたことがある。彼、何回かあたしに相談の電話をしてきたのよ。(中略)
それとこれとは、ちがうことである。不安は、当事者のわたしにぶつけるべきものであって、第三者である友人に相談するというのは、まったくの見当違いとしか思えなかった。
ごめんなさい。迷惑かけたわね。筋がちがってたわよね。わたしが謝ると、友人は先ほどよりももっとふかぶかと、ため息をついた。筋って、何よ。筋って。
(後略)
わたしさ、この部分知ってる。
知ってる。
知ってるとしか言いようがないけれども知ってる。
ちなみに「センセイの鞄」を読んだことはありません。
多分、多分ね、テストとかに出てきたと思うんだよね。
量的には教科書に乗る部分ではないから、多分テストだったんだと思う。
ここ、読んだことある。
テストかもってのは今思いついたことで、だから今までずっと「どうしよう」って思ってました。
デジャビュの類かな、と思ってたり、なんかよくわかんないけど不安でした。

ツキコさんはわたしに似ている。


ちっとも感想が得意にならないわ!(何か風/笑

永遠の途中 唯川恵

カテゴリ:小説の感想

ネタバレというものが存在しにくい小説だなあ。
多少ネタバレはあるものの、これから読むに支障はないです。

ついでにあんまり、本を読み返しながら感想を書く、ってのはしない予定です。
感想ですから。

永遠の途中 唯川恵  図書館

とある方がとある方にお勧めしているのを見て読もうと思ったわけですが。
目次を見たときは最初、「げ」と思いました。多分「うわ」とか言った気がします。
何って、「age30」とか「age60」とかあるんですよ?
音沼ちゃんは中高生が波乱万丈な話が好きなのです。
まあ、でも借りたからには読もう、とね。

最初が薫さんの語りだったのでなんとなくその後も薫さん側にいたかな。
お互いがお互いをうらやんでいる、ってのが事細かで楽しかったです。
上にいる人は上にいる人で、下が羨ましいんですよね。
鳥ももしかすると、本当は走ることに憧れているのかもしれませんし。(ダチョウは除く
主にメインの人が少なかったのもよかったと思います。
語りも交互だからごちゃごちゃにならないし、それぞれが全くの対照的ってのも面白かったです。

性行為関係もありつつですが、あまりにもさらりとしていたので気分悪くなりませんでした。
たまに、事細かに描写があると気持ち悪くなったりするんですけどね。
あとから思い返してみても、さらっとしてて心地よい感じだったな、とか。

で、もう最後になっちゃうんですが。
最後もさらりとしていてよかったですね。
羨んでうらんでたのが、あんなにさらりと行くものかとも思いながらでしたけど。
でもああいう柔らかい終わり方も好きですよ。
すとん、と拍子抜けした感じがまた心地よいのです。

総評としてはなかなかよさげ。
唯川さんのはまだ1つしか読んでないのでわかりませんが、あってるのかな、とか。
段々年をとる女性達ですが、おばさんくさくなくて結構読めました。
全体的にさらりとしてるから読みやすい感じもありましたし。


おおう、感想って書きにくいなあ。
お前馬鹿じゃねえの、って感じやもですが適当です。
音沼紗春初小説感想(一記事としては)なのでした。

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