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Lamp in S.B.S.

ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。

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密室真実B

突発なんだっけ。突発掌編、密室真実。の、Bです。B。
Bが何か、って話だけどね、うん。なんつうか。
BはBoy’sのBですえっへん。
つまりびーえるだっちゃ。もちろんえっちくないんだから!

何って、神の絶対果実(神シリーズ)でさ、おやすみシーン書いたら、なんかこう……!
BLちっくだったので、これどうなんだろ、ってことで、うん。
まあそんな感じで。

密室真実ぼいずらぶ。です。




・つきとよ
(「神の絶対果実」の、真ん中の場面転換の間にあった幻のシーンどぞ)

「うー、シャワーまで借りれた、嬉しい」
 嬉しそうに微笑みながら斗葉は簡易ベッドに飛び込み、その体が大きく跳ねた。大きなマットレスに毛布をかけた簡易ベッドと、綿の布団。斗葉がうつ伏せに倒れているそのベッドの端で、津巾は大きく息をついた。斗葉は転がりながら津巾の背に頭をぶつけてきた。
「津巾、どうした?」
「いや、なんというか……」
 斗葉が何度も津巾の背に頭をぶつけ、津巾がその頭をつかんだ。きゃー、と斗葉は嬉しそうにもがいている。
「僕と一緒に寝るの嫌だっていうわけー?」
 津巾は答えなかった。
「いいじゃん、野宿でも引っ付いて寝るんだし。今更同じじゃん」
 斗葉は起き上がって津巾の後ろから抱きつく。
「まあ、そうなんだが……」
 これ以上マットも布団はないから、と言われ、2人で一緒に寝ろと言われたのだ。屋根裏部屋を借りられただけマシではあるし、マットも広い。だが津巾は、一緒に寝ろ、と言われたせいか少し恥ずかしいのだった。
「ほら、寝ようよ」
 斗葉は津巾のうなじに息を吹きかける。津巾は身をこわばらせる。あはは、と斗葉が笑いながら離れたのを、怒ったように腕で引いた。おわ、と斗葉はベッドの上に倒れこむ。津巾は斗葉の体を覆うように四肢をついた。
「津巾……」
 ゆっくりと困った様に斗葉は声を上げ、津巾は肘もついて顔を寄せた。津巾の髪の毛が斗葉の頬に触れる。
「斗葉」
 ささやくような声に、斗葉はくすぐったげに目を閉じた。
「寝よう」
 津巾は片腕で斗葉を抱きしめながら布団をかぶった。斗葉は大きく瞬きをする。津巾は斗葉の体を抱きしめながら目を閉じる。
「えっ、本気? せっかく家の中なのにっ!」
 そうわめくと、津巾は更に斗葉の体を強く抱きしめた。片手が斗葉の後頭部に辺り、胸元に押さえつけられる。斗葉はそこにキスをした。
「つきん、おやすみ」
「ん、ああ、おやすみ、とよう」
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