Lamp in S.B.S.
ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。
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密室真実Bが2番の続き
密室真実Bの2番の続きだよ!
2番を読まなきゃわかんな……くもないなあ。
というわけで本日も書くんだぜ。
つうか、本当は前編がもうちょと長くて、切れ目が違ったのよ。
にゃので、本日は前編2だよ。前編2。
そいえば解説。前回のザン「マジで似合わねえ」はただのどえす根性です。本当はちょう萌え萌えしてたに違いないよ。でもどえすなんだよ、うん。
んで、中編は時間軸ずれてるんだぜ、にしようかと思ったけどやめた。
何って後編はやっぱり、後編だけにしたいというか。
ラストシーンはラストシーンだけがいいのーっ。
もう、とりま書け、読め、なのだ。そすればわかるかもなのだ。
にゃので、本日は前編2なんだぜ。
多分短いんだよ!
2番を読まなきゃわかんな……くもないなあ。
というわけで本日も書くんだぜ。
つうか、本当は前編がもうちょと長くて、切れ目が違ったのよ。
にゃので、本日は前編2だよ。前編2。
そいえば解説。前回のザン「マジで似合わねえ」はただのどえす根性です。本当はちょう萌え萌えしてたに違いないよ。でもどえすなんだよ、うん。
んで、中編は時間軸ずれてるんだぜ、にしようかと思ったけどやめた。
何って後編はやっぱり、後編だけにしたいというか。
ラストシーンはラストシーンだけがいいのーっ。
もう、とりま書け、読め、なのだ。そすればわかるかもなのだ。
にゃので、本日は前編2なんだぜ。
多分短いんだよ!
・遊園地なのです 前編2
「買ってやるよ」
ザンはクラシコの手を引いてそちらに向かった。嬉しそうにその横を歩くクラシコはふと気がついて右手を離した。ディオがきょとんとする。
「じゃあ、ディオ、ちょっと待っててね」
右手を軽く振って、クラシコはザンの手を引いて風船を持つお姉さんのところへ早足で向かう。ディオはきょとんとしたまま、手を振り返した。
ザンとディオの視線が合って、ディオが泣きそうになった。
そんなことを知ってか知らずか、クラシコはどの風船にしようかと上を見上げていた。
ひとつ、とザンが先にお金を払い、風船もちのお姉さんが満面の笑みで、どれにしますか、とクラシコに聞いた。クラシコはちらとその笑みを見てから、1つを指差した。お姉さんは満面の笑みでクラシコに風船を渡し、クラシコはそれを笑顔で受け取った。
「ありがとう」
お姉さんがえっと驚くのを気にせずに、クラシコは左手にザン、右手に風船のまま彼女に背を向けた。
「ずいぶんかわいいのを選ぶんだな」
「女の子は彼氏の前ではかわい子ぶるんだよ」
「この前、ラーメン食ったじゃねえか」
「うん、おいしかったね」
ザンがディオを無視して行こうとしたが、クラシコが手を振って、ディオと合流する。風船は左手にまきつけ、クラシコはザンともディオとも手をつないだ。紐が長く、風船はザンやディオが手を伸ばして届かないくらいのところに浮かんでいた。
ディオが恨みがましそうにザンを見たが、ザンはクラシコを見ていた。そのクラシコが、あっ、と嬉しそうに声をあげる。
「ディーオー。あれ食べたい」
「あれ? どれ? え、あれのこと?」
クラシコが両手を広げたほどの、カラフルなワゴンがあった。笑顔のお姉さんがおり、どうやらクレープを販売しているようだった。
「買って欲しいの?」
「だめ?」
「いや、いいけど」
クラシコは左手の風船をザンの手に持たせると、ディオとだけ手をつないでザンに手を振った。
「ザン、少し待っててね」
左手を軽く振って、クラシコはディオを急かすように引きながら、クレープへと向かった。ザンは手を振ってから軽くため息をついた。
ザンとディオの視線が合って、ザンが舌打ちをした。
クラシコは車ごと食べてしまうのではないかというほどの勢いでワゴンに迫り、種類の書かれた看板を一心に見つめる。クレープ屋のお姉さんが満面の笑みで、何になさいますか、と聞いた。クラシコは少し悩みながら看板を指差す。
「デラックスって奴」
その声に、お姉さんは大きく瞬きをしてから、かしこまりましたと呟いた。ディオがお金を払うと、生クリームとカスタードとチョコと苺がたっぷり入ったクレープがクラシコの両手に収まる。
「手、汚すなよ」
「がんばるね」
「なあ、さりげなく一番高いのを頼まなかったか?」
「一番おいしそうだったんだもの、仕方ないよ」
目を輝かせて一口食べ、嬉しそうに微笑みながら、ディオに目で合図してザンの元へ戻る。風船はザンにもたせたまま、クラシコはゆっくりとクレープをほおばる。おいしい、と時折嬉しそうに笑うクラシコ。
「クラシコ、俺も食べたい」
クラシコは二人を等分に見た。
「仕方がないなあ。買ってくれたから、ディオが先ね」
はい、とクラシコは手に持ったクレープをディオの口元に差し出す。ディオはクラシコのクレープを持つ手に自分の手を重ね、クラシコが口を付けた箇所に覆いかぶさるようにクレープを口に入れる。おいしい、とディオが呟いたところで、クラシコはザンの口元にクレープを寄せた。ザンはクラシコの肩に手を置いて、クラシコが口を付けてディオが口を付けていないところを見定めてかじる。甘い、とザンが呟いて、クラシコもクレープを口にした。
「これ食べたらどうしようね」
「お前はどうしたい?」
「クラシコが行きたいところに行こう」
ザンとディオが同時に言ったが、二人もクラシコも気にしなかった。クラシコは、うーん、と言いながらまたクレープを口にした。唇の端からたれた生クリームをぺろりと自分で舐めとった。
***
前編2。ただし、別に短くない。笑
えー。もうちょっと短い予定だったのに。
ザンクラとディオクラ、ザン→クラ←ディオ。って構成。
……そら長いわなあ。
お姉さん達は、普通のカップルだと思ったのでむかついてたのだよ。だけどクラシコの声は普通の成人男性(だよね?)なので、驚いたのだよ。手、つないでるし!
ところで、クラシコさんが魔性です。いつものことか!
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