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Lamp in S.B.S.

ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。

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密室真実Bの3番?

密室真実少年恋愛。はじまるぜっ。
突発適当掌編記事でっす。

遊園地のあれの続きね。……続き?
はっきり言って、遊園地にいるだけしか、今までの話との関係はないです。
あと服装。そんで、ザン。ザン。ザン。ザンの語り。
そんな感じ。
つうか、あとから色々と考えたので、ストーリーが複数あったりします。笑
とりあえず最初に考えた奴書いて、他のネタ、ってことでちょと書く。

ところで3月9日現在のブログテンプレートだと、「続きを読む」ボタン押した後、戻るじゃなくて、記事内の「閉じる」を押さないとだめだからね。

というわけで、遊園地なのです、の番外編。
タイトルは?

といれ。








・遊園地なのです 番外編、といれ

垂れ目だ。最初にそう思った。
次に、やけに楽しそうだと思った。
そうしたら、目が合った。
おお、なんだかやけにくだらないモノローグになった。
「……なあに?」
不思議そうながら、少し怖がっているように、彼は聞いた。
俺は何と答えようか迷いながら相手の顔を見つめた。垂れ目だ。垂れ目だ。
タイル張りのトイレに彼の声は軽く響いてこだました。俺と彼のほかに人はいない。
「お前、だれ?」
「は?」
「見たことある気がするんだけど、会った事ある?」
くだらないナンパのようだった。だが垂れ目は男から話しかけられてナンパだと思う人間ではないらしく、少し眉間にしわを寄せて俺の顔を見つめた。結構かわいい顔だと思う。
「あったことはないと思うよ。俺の名前はロテルだけど」
「……ロテル?」
「何、知ってるの?」
俺が眉間に深くしわを寄せると、彼は弾んだ声で聞いた。
先にいたのだから当たり前で、用を足し終えた俺は、先に洗面所へ移る。歩いて数歩の距離だが。
「俺の一番嫌いな名前だ」
「えっ、ウソ、ひどくない?」
苦笑気味に、ついで洗面所へと移ってきたロテル。手を洗い終えて、乾かす機械を探したが、なかった。生憎ハンカチは持っていない。そういえばこの前捨てた。
「で、君の名前は? 俺の名前教えたんだから教えてよ」
「ザンだ」
ロテルは、自分が今しがた手をふいた自分のハンカチを俺に差し出した。軽く目で感謝の意を伝えながら受け取る。ファンシーなくまの模様が描いてある、かわいいハンカチだった。
「別に嫌いな名前じゃないけど、うん」
ロテルはハンカチを待っているのだろう、腕を組んでこちらを見ていた。俺はいつまでも手をふき続けることにした。
「お前、彼女とでも来てんの?」
「え、いや、集団で来てる、けど。そっちは?」
「俺は3人で来てる」
「3人? 友達?」
「女1人と取り合う男2人と思え」
「え、まじ? がんばれー」
あはは、と笑うロテルは軽く俺の肩を叩いて、ハンカチをつまんだ。さっさと返せということらしい。手を離して、俺はロテルの手をつかむ。彼の眉間にしわがよった。
「負けるかもしんねえから、相手してくんない、ロテル?」
ロテルは眉間にしわを寄せながら俺を見ていた。やがて首をかしげ、珍しいものでも見るように俺の顔を見、考え込むように右下に視線を向けてからもう一度俺の顔を見た。
「あんた、」
「正気だぜ?」
正気という言葉だけ重なった。
俺は軽く額を額で押してタイルの壁に押し付ける。ロテルは素早く背の壁に視線を走らせて、怒ったように俺の顔を見た。
「いいじゃん、集団なんて一人くらい抜けても構やしねえんだから」
「そういう問題じゃ……」
「なら、どういう問題?」
ロテルの顔の横、入り口側に片手を置いて、片手で顎をつかんだ。不満そうに口を尖らせるロテル。怖がったらかわいいと思うんだけど。
「どういうって……」
「逃げないってことは男だろうと女だろうとどっちでもいいんだろ? とって食やしねえよ。デートだけでいい」
しばらく目を泳がせていたロテルは、苦々しそうに口を開いた。
「やだよ、俺、好きな奴いるし」
へえ、と感嘆の息が漏れた。
「意外だな。誰。名前だけ言えよ。そうしたら離してやってもいい」
「…………ばじる」
言いながら俺の腕を押しのけ、ロテルは俺の視界から消えていった。追いかけようとは思わないし、悔しいとも思わない。ただ、少し惜しい。
「好きな奴いなかったらデートしたってことかねえ」
洗面台にもたれてぼんやり呟いた。どうせ走って逃げていっただろうが、すぐに出て行くのは憚られる。どうせなら一服したいところだけど、禁煙と目の前に張ってあるから仕方がない。
ぼんやり考えていると、1人の少年が、ロテルの出て行った入り口から入ってきた。
なんとなくぴんときた。
「バジル」
すれ違う瞬間に囁くと、小動物のように振り返った。にやりと口元が動いたのが分かった。相手の肩をつかんで、壁と腕とで囲む。先ほどロテルを口説いた場所とは少し違う。
「やっぱり、あんたがバジルなんだ」
「何、あんた。手ぇ洗えよ」
「とっくに洗ってる」
イラついたような表情。キレやすい若者という言葉が浮かんだ。顎を上げて下目遣いで睨むバジル。俺の趣味ではない。というか周りの奴らを比較してみると、実は俺自身に一番似ているのではないかと思えた。
「ふうん、これがバジルねえ」
喧嘩も強そうに見えない、どこぞのお坊ちゃまのようなバジルくんの顎をつかみながら、瞳を上から覗き込む。それだけで威圧感を与え、バジルくんはやっぱり黙った。キスできそうな距離だった。
ところで、誰か来ました。
「ちょ、待て待て待て待て」
バジルくんを離さないまま振り向くと、ロテルだった。焦っている様子で、右の手のひらをこちらに向けて、左手は考え込むように額に当てていた。
「待て、待て、待て」
「おーけい、待ってやろう」
「えーと、ザンさん?」
「ザンでいい」
「ザン? 何をしてるのかな?」
冷や汗を浮かべた笑顔、という感じだった。バジルが不満そうながらも少し安心しているのがつかんだあごから分かった。このままキスするぞと言いたい。
「ばじるってどんなかな、って」
「うわー」
ロテルは1人でそう嘆くと、ぶつぶつと何事かを早口に呟き始めた。聞こえないほどの声だった。バジルがちっと舌打ちしたので、顎をつかんだ指先を少し動かして頬を両方からつまんだ。うごー、と言われた。
「ええと、ザン? バジルを離してくれないかな?」
悪の大魔王様に挑む、レベル1の勇者のようだった。頼りない。がんばってるんだなあ、と心がうずいた。体ごと振り向いて、ロテルのほうを向く。逃げ出そうとしたバジルの手をつかんだ。
「ロテルがキスしてくれたら、いいぜ」
ぜ、は言えたかどうか怪しい。急に襟首をつかまれて、強く引かれる。眉の上辺りがぶつかりながら、乱暴に唇が押し付けられる。ぎゅっとただ押し付けられて、次の瞬間にロテルは俺の視界から消えていた。顔を上げると、バジルの腕を引いてトイレから出て行くロテルの横顔が一瞬だけ見えた。
もう、誰も来ないようだった。ゆっくりと洗面台にもたれて、一息つく。にやりと口元が曲がるのが押さえられなかった。くくくっ、とばかりに喉下から笑い声がもれる。
「いいねえ」
口先からあふれ出す笑い声。どうにか押さえながら洗面台を離れ、外へ出る。ふと、落し物に気がついて真下を見下ろした。
そのくまのハンカチは、記念にもらうことにした。



・遊園地なのです 番外編、といれ、おまけ エキロテ編

「あんた、」
「正気だぜ?」
正気という言葉だけ重なった。
俺は軽く額を額で押してタイルの壁に押し付ける。ロテルは素早く背の壁に視線を走らせて、怒ったように俺の顔を見た。
「いいじゃん、集団なんて一人くらい抜けても構やしねえんだから」
「そういう問題じゃ……」
「なら、どういう問題?」
ロテルの顔の横、入り口側に片手を置いて、片手で顎をつかんだ。不満そうに口を尖らせるロテル。怖がったらかわいいと思うんだけど。
「どういうって……」
「逃げないってことは男だろうと女だろうとどっちでもいいんだろ? とって食やしねえよ。デートだけでいい」
ロテルは目を泳がせる。困ったような表情が、段々と泣き顔へと近付いてく。口をへの字に曲げてうつむくロテル。ずいぶんかわいい奴だ。
「ちょーっとそこのお兄さん」
つり目だった。今度は、つりめだった。
「んだ、ガキ」
「ガキっつうならロテル兄さんの方がガキだと思うね、そんなことはどうでもいいけど」
さらさらっと流すように言うと、釣り目はにこりと笑ったまま俺を見据えた。
「ロテル兄さんを離してくれるかな?」
『ロテル兄さん』という言葉に蔑みが入っているような気がした。彼はそのまま俺の手首をぎゅっとつかんで自分の方に寄せ、開いた片手でロテルの腕を引いた。そのままロテルの肩を押して、外、行ってなよ、とその背に言った。不安そうな表情で少しだけ振り向いたロテルは、だが外へと出て行った。
「さて。あんた、何? 僕の兄さんに手ぇ出さないでよ」
「ロテル、あんたの物なんだ?」
「そうだよ」
含むような、どす黒い笑い方だった。咄嗟に危険を感じたが、もう遅いらしかった。彼が一歩前に踏み出し、俺は一歩後ろに下がる。背に、壁が当たった。
「まあ、あの兄さんに目をつける辺りいい趣味してるけどね。かわいかったでしょ?」
「まあな」
「僕はエキル。ロテル兄さんの弟なんだ」
「近親相姦かよ。で、おとうとさんが何の用ですか、だ」
「え?」
手首を強く握られた。痛いほどに。咄嗟に顔が歪む。相手が悪い、と悟った。やべえ、逃げ出してえ。
「僕の大切な兄さんに手を出したお兄さんにおしおきするんだけど」
「……手は出してねえよ」
「そう? でも出そうとしたことには変わりないよね、じゃあ同じだ」
「……お前は」
「エキル。お前とか言わないでよ」
「……エキル、サン? 離してください?」
「バカなこといわないでよ」
やべえ、逃げたい。逃げさせてください、クラシコ、クラシコ助けて。
「さあ、お兄さん、お名前は?」
「…………ザン」
「ザン、か。なるほど僕の嫌いな名前だ」
そう言ってエキルは、俺の首筋につめを立てた。




***
ええと。笑
ザンロテ、勢い余ってザンバジ☆ってのが考えたネタ。
ところでロテ→バジは公式設定だったよね? アスラが嫌いなのはバジルがアスラにつきっきりでアスラがバジルにつきっきりだったからだよね?
この後ロテルはバジルに「男にキスとかまじきめえ」とか言ってしばらく無視されるんだと思います。バジルが言っちゃうからおなご達にも無視されるんだ。助けたのにとか言ってしょんぼりするんだぜ絶対。
こっちはとりあえず、クラシコとディオの名前を出さないってのが裏テーマ?
ラスト前の「いいねえ」は布団の中で俺が言った言葉ですごめんなさい。

エキロテ編は。こめちゃのとこのエキロテを見て、思いついた感じ。
ザンロテ、勢い余ってエキザン。みたいな。エキル様最強説?
「おしおき」って言われるまではちょっと強気なザンがポイントなんだぜ。
つうかもうおこめちゃ、この続き書いてください。笑
エキルの超どえすは俺にはかけませんごめんなさい。いじめられザンとか超絶、超絶死ねる。ぜ。

あと、トイレの中なのも超絶ポイントなんだぜっ!
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あ、ああ、ああああ

萌え死んだ/(^o^)\番外編でロテルが混ざってくるとはおもわんかったwwwもうびっくらこいたよ でもザンロテいけるんじゃねって言ってた私の発言を覚えてくださったんですね!←

ザンバジでわろた ロテル絶賛片思いじゃないですかwwwイイ(ぁぇ バジルが女好きゆえに不憫でならない展開になるのか! あ、えーと続きかいてと言われたから書いたんだが、一回長く書いたの消えてさ( ´・ω・`)今は鬱じゃないけど消えてまじで死にたくなった。でも頑張って書いた二回目はとても短くなっry ごめん( ´・ω・`)まじでごめん

でもエキザンにうっかり萌えた
エキル様がテラ最強wwwカッコイイ!\(^o^)/えきるだいすき!

なんかいつも小説ごちそうさまなんだよ( ´;ω;`)こっちもいっぱいお返しするぜ! ふひひ続き楽しみにしてまs(ry)
  • こめこ
  • 2008/03/10(Mon)21:40:12
  • 編集

死なないでーっ

コメントとか超絶嬉しいんだぜ><
そりゃあもう、ザンロテいけるんじゃねって言われた瞬間に超絶ときめいたのはそうさ俺さえっへん。あの日から50cm程度しか忘れたことはないよなんだこの中途半端な数字。

ザンバジいいじゃないか。ロテ→バジいいじゃないか。いいじゃないかいいじゃないかだよまったくもう。 でも基本はザンロテが好き。やん。ザンクラももちろん好きだけどねっつうかザンは一度に色んな人に手を出してると思うんだ。
あうあう、続きとかいやまじで書いてくれるなんて感動です。願望含みではあったけどまさか本当に書いてくれるなんて、いや全力で読むよ。いまから読んでくる。消えたのは残念だけど、そっから書いたおこめちゃん素敵。うつだよね、うん。そっから書いたとか超絶素敵。

エキザンいいよね。どえすvs最強のえす。みたいな。強気で負けるザンとか超絶いいよ俺もうだめだ。うあー、ザン好きだ。なんでこんなにザン好きなんだろう。笑

いやいや、勝手にうへへしてしまって申し訳ない。なんだこの謝ってなさそうな謝り文句。笑
お返しとか! お返しとか超絶感動。
続き書くよ、いまから書くよ。ひっくりかえしますごめんなさい。
  • 音沼紗春
  • URL
  • 2008/03/10(Mon)23:40:34
  • 編集

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