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Lamp in S.B.S.

ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。

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あし、た

あした、いろいろ、する、かも?

ええと。
うん、小花しか期待からこっちに書き込んだだけ。
本当に、しりめつれるなかんじ。


「服着てる状態でさ、ブラのホック外すのってすっごいきもちいいの」
さはるは笑った。
俺は曖昧に笑うだけだった。
「えっちいよ」
「えー、そういうんじゃないけどなあ……」
その先に性行為とか、そういうものがないことは、わかっている。
さはるはそういう子だ。
「そういうんだったら、まず異性の前でブラとかホックとか言わないしー」
まったく恥ずかしがらないさはるは、さっぱりしている。
とはいえ、自分で口にしたことを自分で恥ずかしがるのはこちらも迷惑だ。
色気より食い気だもんなー、と返すと、食い気もないけどー、と笑われた。
「そいえばさ」
「なあにい?」
さはるが首を傾げてみせる。
「俺のいとこなんだけどな、『胸』とか『心』が言えないんだって」
「いえない?」
「うん、なんかすっごい恥ずかしいんだって」
「すっご『く』恥ずかしい」
「……はいはい、すご『く』恥ずかしいんだって」
「んー、わかんないでもないかなあ」
「それが言えなくて15分くらいうなってた」
「あれだよね、それこそ、ブラとかホックとかと同じだよね」
「そうかもな」
2人でころころと笑った。

「結局、胸を締め付けてる、ってことなんだもんな」
「うん? 何、ブラのホックの話?」
「そ。締め付けてるから、やっぱりカイホウされるのは嬉しいんだよ」
「それって漢字どうだったっけ?」
「開けるわけじゃないから解くんでいいんじゃない? 解き放つ。解放」
「ん、なんかいい言葉じゃん」
「そうか?」
「そうだよ、開け放つ。解き放つ。んー、気に入った」
1人小さく笑うさはるを前にして、俺も小さく微笑む。
親心のような感じだった。
「悩みとかも、それがさ、例えばダムの水のように溜まっているんだったら、少しずつ出していかなきゃいけない。ダムは水がたくさん入ってた方が良いけれど、悩みは少しの方が良い。だから、洪水にならない程度に吐き出すべき。相談はきっと、水門をあけてもらうように交渉すること」
そっと手を伸ばして彼女の背に触れる。
シャツ越しにブラジャーがあるのがわかる。
留め金を外す。
せきをきったようにかのじょはなきだした。
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