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Lamp in S.B.S.

ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。

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だって公式なんだろ?

先に謝っておきます。

ごめんなさい。


密室真実。要するに即興。まじに即興です。
さっき思いついて今から書きます。


・竜は天遠く

 彼が帰ってきたとの知らせが届いた。
 わたしはそれを聞いた瞬間にうかつにも少しだけよろけた。あまりに嬉しすぎて、そして会えなかった期間が長すぎて緊張してしまったのだ。
 どんな顔をして会えばいいのかわからない。
 そう、それだ。全身から甘い香を発しながらその場で小躍りをしそうになるのをこらえる。
 わたしが長期間への討伐へと発ってからもうずいぶんと経つ。その間会えずに重い吐息をもらしていた。一緒に旅へ出た同僚達にもからかわれて呆れられていた。だがそれも終わりと帰ってきて、入れ違うようにして彼もまた遠いところの討伐へ出かけたのだと知った。あまりに落ち込みすぎて何も見えなくなり、何故か同僚に切りかかろうとしたため、三日の謹慎を命じられてしまったほどだ。もうからかわれも呆れられもしなかった。無視されていたように思う。だが三日がなんだというのだ。彼とは二月以上も会えなかったのだ。
 その彼が、帰ってきたという。
 今ならまだ鍛錬場横の中庭あたりにいるだろうとあたりを付けて走り出す。規則がなんぼのもんじゃ。
 咎められるような視線で見送られる。だがわたしには前しか見えていない。前すら見えていない。見えていないはずの彼の姿しか見えていない。
「おう、あいつ向こうにいるぞ」
 金色っぽい物体、くらいにしか認識できない人とすれ違って、そういわれる。わたしは速度を増す。彼は苦笑気味に、わたしの背にさらに言葉をかけた。
「お前のこと探してたよ」
 さらにさらに速度を増す。こんな力、討伐のときにも出したことがない。今までにないくらいのにやにやした笑みを浮かべていることも間違いないだろう。
 鍛錬場が見えてくる。こんな笑みを浮かべて全速力でここを走った人間など、かつていなかっただろう。
 ああ、なんてことだ。
 おかしくなって笑い出しながら、討伐から帰ってきた人々と思わしき集団を目に入れる。その輪から少し離れた位置に、ずっとずっと探していた、待っていた姿を認める。隣にはあの女の人がいた。嫉妬を感じなかったかといえばうそになる。
 だが、彼は。
 彼はわたしが何の言葉をかけることもしないうちに、振り向いた。
 そして、ぱっと笑った。
 それだけで十分だった。周りの何も見えていないような雰囲気で、彼はこちらへ走り寄ってくる。周りが何も見えていないのはわたしも同じで。
 照れくさいと心の片隅で思いながらも、彼に触れたくて、もう止まれなかった。
 名前を呼びながら、わたしは彼の腕の中に飛び込む。




 *
だって久々にわたしのアレスの御姿を拝見させていただいてしまったのだもの……。
このあとはきっとわたしがアレスをいじり倒します。
友情出演黄色の物体さんありがとう。

ていうかごめんなさい。反省はしていますが後悔はしていませんふはは!
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