Lamp in S.B.S.
ネット物書き音沼紗春の日記。 日常と、文章について。 時々、サイトの更新情報。
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密室真実8階でございまーす
突発以下略密室真実ー。
本シリーズは2ヶ月ぶりの第八回なんだぜいえいえいえい。
前回は「からっぽかっぷ」でした。
自分でもないよう忘れてたので読みました。ラストにちょと驚きました。自分で書いたくせに。笑
とりあえず、タイトルが好きだなあ。
どんな趣旨で書いたのかは忘れたけど、これは読者解釈で複数の回答があるよね。
これからの出会いかもしれないし、夢、強盗、とか。うん。
一応、台詞っつうかかぎかっこのない話ってことにしてみた。
こぉひぃー。ってのを考えてから作った話だったように思う。笑
本日は、短編にしようと思ってできなかった奴。
これをあわせて三つくらいある。また後日に他の二つも書くよ。
本シリーズは2ヶ月ぶりの第八回なんだぜいえいえいえい。
前回は「からっぽかっぷ」でした。
自分でもないよう忘れてたので読みました。ラストにちょと驚きました。自分で書いたくせに。笑
とりあえず、タイトルが好きだなあ。
どんな趣旨で書いたのかは忘れたけど、これは読者解釈で複数の回答があるよね。
これからの出会いかもしれないし、夢、強盗、とか。うん。
一応、台詞っつうかかぎかっこのない話ってことにしてみた。
こぉひぃー。ってのを考えてから作った話だったように思う。笑
本日は、短編にしようと思ってできなかった奴。
これをあわせて三つくらいある。また後日に他の二つも書くよ。
・帽子
帽子を買いに行こう。
そう思い立ったのは突然だった。しかし、その考えはすんなりと心のど真ん中に収まった。そこは、最近不安でぽっかりと穴の開いた箇所だった。妙に満ち足りた気分で、わたしはでかけた。
帽子を買いに行くのだ。
ところで、わたしが思うに、ふりかけとはご飯に悪い行いなのではないだろうか。ご飯というのは白飯だ。真っ白な、お米。ふりかけをかけるとしよう。ぱらぱら、と。はて、これは白飯であるのだろうか? それは、ご飯であるのだろうか? わたしは否だと思う。だから、ふりかけをかけることとは、ご飯をご飯でなくする、ご飯の権利を奪っているのではないかと思うのだ。わたしは白いままのご飯が好きだ。
中のよさそうな家族連れと通り過ぎる。母と父、子供が2人、小学生だろうかという男の子と女の子だ。
あの男の子は、女のこのことを殴ったりするだろうか、しないだろうか。握り締めたこぶしで、怯えて身を小さくする女の子の頭に、頭に殴りつける。そんなことをしたりするだろうか。頭、頭だ。殴る時はいつも頭だ。怯える表情を潰したいのだろうか。だが、蹴る時は頭以外の体中どこでも。はだし、靴下、スリッパ。靴下の時が一番多いように思う。床にへばりついた女の子の体に、拳や蹴りをたくさんたくさん降らせる。あの女の子は、兄に殴られて泣いたりするだろうか。
人々とすれ違う。雑踏。雑踏というのだ、これを。ぐちゃぐちゃと、色んな人の靴がすれ違っていく。そう、歩くのはわたし達ではなく、多分靴だ。上から、地面に足跡をぐいぐいと押し付けている。
信号を見上げながら、隣の女子高生達がキモイというのが聞こえた。おそらく、わたしのことではないだろう。
言葉も、そう、言葉も降ってくる。キモイとか、ウザイとか。自分が縮こまっているせいなのか、それは尖ったまま上から降ってくるのだ。すごく痛い。嘲笑とか、罵詈雑言、直接投げつけられても痛いし、後から言葉を降らせてくるときもある。
空を見上げるが、雨が降ってくる様子はなかった。それでも、日差しが痛いほどに降り注いでくる。
帽子を買いに行こう。
わたしの頭の上には、数多の嫌なものが降り注いでくる。
帽子を買いに行こう。
この頭に似合う、かわいい帽子が欲しい。
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